剥がされた網膜から次第に機能が失われる病気
網膜剥離は、かつては失明の危険性のある病気と言われてました。
剥がされた網膜の裏側へ硝子体に含まれていた液が流れると、網膜か機能を失い始め、そのままにしておくことで失明に至る危険性があります。
ですが、今では、手術でほとんどの網膜剥離が治療可能です。
主な発症原因には、高齢者に多いものとして、老化現象の一つとして引き起こされる硝子体収縮との関係があり、硝子体膜と網膜との癒着があると、後部硝子体剥離を引き起こし網膜が剥がされるというものです。
この場合は、急速に進行することがあります。
また、若い世代でも格子状変性の中に、円孔が出来て発症するということがあり、これら二つが網膜剥離の原因の大半を占めています。この場合は、比較的進行が緩やかで、視野が欠ける等の自覚症状で網膜の異常に気づきます。
これらの網膜剥離に共通しているタイプとして、元々、孔があきやすい部位を持っているということが挙げられます。何の前ぶれもなしに起こるものではなく、このように、網膜の弱いところがあると発症しやすいのです。
網膜剥離を治療する為には、ほとんどが手術となりますが、最近では、硝子体手術を行う機会が増えています。もう一つ、経強膜法という手術方法がありますが、うまくいっても、8割程度の回復割合で、手術をする医師にとっても、患者にとっても負担の大きいものです。
硝子体収縮が関わっている場合は、老化現象の一つなのでどうしようも無い部分があるかもしれませんが、硝子体を構成する成分をサプリメント等で摂取したり、細胞の寿命を早めてしまう活性酸素によるダメージを防ぐことで、進行を抑えることが出来る場合もあります。
これらはあくまでも予防方法ですが、このように、生活改善を行う心構えが、結果として、網膜剥離を未然に防ぐことに繋がるのかもしれません。
